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子どものパンツとブラ、成長に合わせた買い替えとは?

子どものパンツやブラジャー、何年も同じものを使っていませんか。意外と知られていませんが、下着がきちんとその役割を果たすためには、適切な買い替えが必要です。 今回は、サイズアウトはもちろん、下着の寿命を含めた子どもの下着の買い替え時期についてご紹介しましょう。

下着は消耗品、少なくとも1年半に一度は買い替えを

下着には大きく3つの役割があります。

1)体温調節をサポートする。

2)お肌を清潔にキープする。

3)服が黄ばむのを予防する。

 

子どもの体は、体温調節中枢が未熟で汗っかき、さらに皮膚が薄くてデリケートです。

下着は、そんな子どもの体を守るために欠かせないもの。「たかが下着、されど下着」なのです。

 

けれども下着は洗濯を繰り返すと、どうしても繊維は痩せ、生地が薄くなります。そして薄くなった繊維は、保温性や吸水性などの機能が低下しがちです。

 

そのため、機能性を重視するならば、洗濯機に70回かけたくらいを下着の寿命と考え、買い替えの目安にするのが良いと言われています。

 

例えば同じ下着を1週間に1回着るとすれば約1年4ヶ月、1週間に2回着るならば約8ヶ月で70回洗濯機にかけることになります。

つまり下着は、着用頻度にもよりますが1年ぐらい、少なくとも1年半に一度買い替えるのが望ましいのです。

 

下着はあくまで消耗品、まだサイズアウトしていなくても、定期的に買い替えすることが大切と心得ましょう。

 

また化学繊維は、使用開始日ではなく、製造日時から2〜3年が寿命です。機能性インナーなどのお下がりなどは、洗濯回数に加えて、製造されてからの日数に注意を払う必要があると言えます。さらに繊維の中に残った皮膚やタンパク質は、酸化して黒ずむので、着ないままタンスに入れていても、いたみは進行することも忘れないようにして下さい。

ボトムがサイズアップしたら、パンツも買い替え時期

次に、子どものパンツのサイズアウトについて考えてみましょう。

男の子も女の子も、小さい頃は「このパンツ、もう小さい!」と、ちゃんと言ってくれていたかもしれませんが、学年が上がってくるにつれて、恥ずかしくて下着のことを話さなくなる傾向があります。その分、お母さんは洗濯の時などに、少し注意して見てあげましょう。

というのも、サイズアウトしたパンツは、足の付け根が痛くなるなどの不快感につながるからです。

 

また小さ過ぎる靴が足の成長に良くないのと同じで、きつい下着は、血行が悪くなるなど、体全体に悪影響を引き起こす可能性もあります。

血行不良は、子どもの冷え性を引き起こし、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったりすることがあるので、できれば避けたいですね。

 

下着のサイズは、普段はいているスカートやズボンが参考になります。スカートやズボンがサイズアップした時は、下着も買い替え時期です。また身長や体重がグンと変化した時はもちろん、パンツの跡が体につくようになったら、迷わず買い替えを検討しましょう。

難しいけれども大切にしたい、ブラの買い替え時期とは?

下着の買い替えで最も難しく、でも大切にしたいのは、女子のブラジャーです。

女子の胸は成長期に少しずつ大きくなり、それに合わせてサイズはもちろん、形もジュニア用から大人用に買い替えていくことが必要となります。

 

また成長期の女子は、自分の胸の成長に非常に敏感。友達から冷やかされたくないから胸を隠そうとあえて背中を丸めたり、体育やクラブ活動中に擦れる痛みからスポーツに集中できなくなったりすることもあるほどです。

 

体のことは本人から言い出しにくいので、母親がさりげなくリードして、適正なブラジャーの着用と買い替えを進めてあげましょう。 胸の成長に合わせたブラジャーの買い替えは、以下のように3段階に分けて進めていきます。

第1段階:バストトップが目立ち始めたら…

バストトップが服に擦れて不快感がある時期です。バスト部分が二重構造になったキャミソールやパッド付きのタンクトップなどを選びましょう。ちなみにこの時点では、まだ初潮を迎えていないことが多いものです。「初潮を迎えていないのに、ブラジャーなんて早いのでは?」と考える必要はありません。

 

第2段階:バストが揺れるようになったら…

初潮を迎える頃、バストトップ周辺のふくらみは、次第に横に広がってきます。この段階に入ったら、アンダー部分があるハーフカップやスポーツブラに移行しましょう。キャミソールやタンクトップよりもサポート力が高く、成長期のかたいバストをサポートしてくれます。生理が始まれば、第2段階にステップアップして問題ないでしょう。

 

第3段階:大人のバストに近づいてきたら…

バストが段々かたくなり、立体的にふくらんできたら、ジュニア用のノンワイヤーブラジャーに移行します。

 

ワイヤーが入った大人用のブラジャーは、ワイヤーに使われる金属が成長に必要な血管を圧迫することもあるので、この段階ではまだオススメしません。

柔らかいワイヤーや伸びの良いカップ素材が使われているブラジャーを選びましょう。

 

このように、ブラジャーの買い替えは、目的に応じて進めていく必要があります。注意したいのは、ジュニア用ブラジャーは、かたいバストを押さえず支えるため、大人用のブラジャーは、やわらかいバストを寄せて上げるものなので、目的が全く違うという点。

 

第3段階のバストは、形こそ大人みたいですが、バストが一生のうちで一番かたい時期ですので、ジュニア用ブラジャーが適しています。

 

そしてバストの成長は、年齢ではなく、初潮の時期と深い関係があります。初潮の1年前からバストトップがふくらみ始めて、約4年をかけて大人のバストへと近づいていくのです。個人差はありますが、大人用ブラジャーに買い替えするのは、初潮が始まってから3年ぐらい経過した頃を目安と考えると良いでしょう。

 

そしてジュニア用から大人用のブラジャーに買い替える時は、下着専門のお店で採寸・試着をして購入するのがオススメです。ブラジャーの正しいつけ方は、大人の女性になるために役立つ知識とは言え、母親から教わるのは少し気恥ずかしいもの。こういう時は、専門家の力をどんどん借りましょう。

 

娘が大人用のブラジャーを使うようになったら、最後にブラジャーの買い替え時期を教えてあげるといいですね。ブラジャーのサイズアップ時期は、「体重が2キロ以上増えたら」とか「カップが胸に食い込むようになったり、カップがずり上がってくるようになったりしたら」など具体的に教えてあげて下さい。「ちゃんと自分に合ったサイズのブラジャー着ければ、キレイな胸になるんだよ」と、下着を通じて、母親から娘に体を大切することを教えてあげられたら理想的です。

親のリードで、子どもの下着の買い替えを進めましょう

パンツやブラジャーは毎日つけるもので、体に合ったサイズの下着は、日々の快適性につながります。下着の買い替えのタイミングは、子ども任せにせず、親の方から子ども成長や服のサイズを観察して、下着の買い替え時をスムーズに促すことが大切です。 ただ下着はプライベートなものですから、学年が上がるにつれて、親子でも少しずつ話にしにくいものになるかもしれません。それは、子どもの心が大人へと成長している証拠。その際は、2人だけの時にさりげなく何が必要かを聞くなどの気遣いを示して、子どもの体と心の両方に寄り添ってあげて下さい。