すくすくスクログ

運営会社情報運営会社 ショップショップ
モバイルメニューを開く
instagram facebook twitter
こども園 中学生 小学生 9 views

免疫力アップ! ウイルスに負けない体を作る食べ物とは

新型コロナウイルスの影響から、以前よりも健康に気を使う人が増えました。大人は自分で予防できますが、子どもは大人が見守っていかなくてはいけません。子どもが健康で楽しく過ごせるように、食生活や日常の生活スタイルを見直して免疫力をアップ。ウイルスに負けない体づくりをサポートしましょう。

子どもの免疫力を上げるためにできることは

新型コロナウイルスにより、子どもたちの生活は大きく変化しました。学校に行く、友だちと遊ぶ、買い物に行くなど、これまで当たり前のように行っていた生活が送れなくなってしまったのです。

 

感染症と戦っていくためには、大人が率先して感染予防対策を行い、ウイルスから子どもを守っていかなくてはいけません。

特に大切なのは、手洗い・咳エチケット・正しいマスクの着用です。

子どもは遊びに夢中になってしまうとすぐに予防を忘れてしまいます。今からで遅くありません。まずは、大人が正しい感染予防の知識を身につけ、お手本を示していきましょう。

 

・手洗い

石鹸で手のひら、手の甲、指の先、指の間、手首をこすりながら洗います。

洗ったあとは清潔なタオルで拭き取ります。

 

・咳エチケット

咳をするときはマスクを使う、ティッシュやハンカチで口や鼻を覆うこと。口を覆うものが何もないときは上着の内側や袖で覆います。

 

・マスク

鼻と口を覆います。鼻の上のマスクの上部は肌に密着させることが大切です。隙間がないかチェックします。   子どもには、外出の前後には必ず手を洗う、マスクは予防効果の高い不織布を使う、咳やくしゃみが出ているときは外出させない、などの対策が必要となっていくでしょう。その他にも、家に帰ったら洋服を着替える、お風呂に入るなども有効です。

 

また、食事にも注意が必要です。体調を崩しやすい子どもは、生活習慣の改善が必要となっていくでしょう。脂っこいものや甘いもの、冷たいものをたくさん食べると、免疫力が下がってしまい病気にかかりやすい体になってしまいます。これを機会に子どもの体づくりについて考えていきましょう。

子どもの体を守るために食事で摂っておきたいものとは

子どもの健康を守るためには、普段の食生活や生活習慣などを見直すことが大切です。特に注目したいのは、毎日の食事です。

 

漢方の考えによると、免疫力を高める方法とは、体質に合わせて食べるもの摂る、季節に合わせた旬の食べ物を摂ることが大切だと考えています。 例えば、雨の日に体調が悪くなる子どもは、体の中に水がたまりやすい体質だと考えます。これを漢方では水滞(すいたい)といいます。

 

水滞の人は、水の飲み過ぎに注意し、体の中の余分な水分を外に出す食材を摂ります。水滞の方に適している食材は、黒豆はとむぎ小豆などの豆類です。また、体の冷えにも注意しましょう。特に腰や足はしっかり温めておくことが大切です。

 

疲れやすく体力がない子どもは、エネルギー不足だと考えます。これを漢方では気虚(ききょ)といいます。気虚の人は、朝ごはんをしっかり食べることが大切です。エネルギーを補うためには、穀物イモ類が適しています。体を温める食べ物を摂ることも大切です。

 

気虚の方は、睡眠不足、汗のかきすぎ、食事制限は控えたほうがいいでしょう。激しい運動など体力が消耗する行動はさらに体調が悪くなってしまいます。

 

イライラしたり、気分が不安定な子どもは、ストレスがたまっていると考えます。これを気滞(きたい)といいます。気滞の方はストレスがたまる生活を避けます。

 

食べ物ではみかんレモンなどの柑橘系が適しています。

好きなことに熱中することもストレス解消につながります。気滞の方は、不規則な生活はよくありません。学校が休みでも同じ時間に起きる、同じ時間にご飯を食べるなど、規則正しい生活を送ることが精神安定につながります。

 

このように、子どもがどんな体質なのかを知り、そのときの症状に合わせて食材を選ぶとよいでしょう。 また、旬の食材を摂ることも重要です。

 

春は、たらの芽、ふきのとう、うどなど苦味のある食材がおすすめです。これらの食材は冬の間に摂れなかった栄養をおぎなうだけでなく、解毒の効果があるといわれています。また、にら、ねぎ、にんにくなども積極的に取りたい食べ物です。これらの食材は、体の外からはいる外敵から身を守ります。

 

夏は、きゅうり、トマト、すいかなどの野菜がおすすめです。これらの野菜は、体にこもった熱を冷まし、体の中にたまった余分な水分を排出させます。また、クーラーなどで冷えてしまった体には、しそ、みょうがなど香味野菜をとりましょう。体の冷えを抑えてくれます。

 

秋は、白ごま、白きくらげ、梨など白い食材がおすすめです。これらの食材は秋に弱りやすくなる呼吸器をうるおわせてくれます。秋は、空気が乾燥しやすくなるため、酸味・甘味のある食材で乾燥を予防することが大切です。

 

冬は、黒ごま、黒豆、わかめなど黒い食材がおすすめです。冬は寒さで体の動きが鈍くなったり、精神状態が悪くなったりしやすい時期です。体の血行をよくするために、山芋、人参などの根菜類、シナモン、しょうが、唐辛子などの香辛料をとりいれていきましょう。

子どもの健康を維持するために日頃から注意しておきたいことは

免疫力を上げるために最も重要なのは、体の中から改善していくことです。生活習慣が乱れてしまっている場合は、まずは規則正しい生活を取り戻しましょう。

 

外出の機会が減って家にとじこもる時間が長くなり、寝る時間や起きる時間が遅くなってしまう人が増えています。家族の健康を維持するために改善できることは何かを今一度考えていきましょう。

 

免疫力を高めるには体を冷やさないことが大切です。これは、冬だけでなく夏も同じ。暑いからといって冷たいものを過剰に飲み食いしたり、クーラーのある部屋で長い時間を過ごしたりしていると体に負担を与えます。

 

また、免疫力を高めるには、食事に気を付けること、体を冷やさないことの他に、軽い運動をする、よく眠ることなどもあげられます。 軽い運動は、体温が上がる、全身の血行がよくなる、体の代謝もよくなるといった効果があります。

急に子どもにマラソンや水泳などの激しい運動をさせると、逆にストレスがたまってしまうこともあるため、自転車で通っていた場所には歩いて行く、エレベーターは階段に変える、いつもより大股で早く歩くなど、すぐにできることからはじめていくのがよいでしょう。

 

また、家の家事を手伝ってもらうのもおすすめです。お風呂を洗ったり、洗濯物を干したりするなど、毎日必要な家事を一緒にやってもらいましょう。

 

また、太い血管がある首、手首、足首を冷やさないことも大切です。手首までカバーできる長袖のインナー、お腹、腰をあたためるタイツ・腹巻き、足先の冷えを改善させる靴下などを利用するとよいでしょう。

 

免疫力を上げるためには良質の睡眠は欠かせません。よく眠るためには、寝るための準備が大切。夜ぐっすり眠れない場合は、次の項目に注意してみましょう。

 

・夜のスマホは控える

・ぬるめのお風呂に入る

・寝る前に食べない

・朝、太陽の光を浴びる

・肌に心地よくゆったりとした服を着る

・昼間に運動をする

 

朝すっきりと目覚めない子どもは、睡眠時間が足りない、熟睡できていない、などの可能性があります。昼間は活動的に過ごし、夜は休息モードに入れるように、大人が上手に導いてあげましょう。

 

免疫力を上げるためには体の中から変えることが大切

ウイルスに負けない体を作るためのカギとなるのは、毎日の食事や運動、睡眠です。免疫力を上げるのに特別なことは何も必要ありません。毎日決まった時間に食事を食べる、決まった時間に寝て起きる、軽い運動をする、この基本的な3つの生活習慣をもう一度見直してみましょう。また、免疫力を上げるには、体を温めることが欠かせません。大人にとっても子供にとっても冷えは万病の元。子どもの体にあった保温性・吸湿性のよい素材を使った服を準備して子どもを冷えと病から守りましょう。