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簡単!汚れた子供の靴の洗い方

毎日活発に動く子供の靴は、すぐに汚れてしまいます。屋内で履く上靴、屋外で履くスニーカー、どちらの洗濯もできれば楽に済ませたいですね。今回は、簡単で続けやすい靴の洗い方など、子供靴のお手入れ方法をご紹介します。

すぐにマスターできる!靴の基本的な洗い方

靴を洗う際に必要なもの、そして基本的な洗い方をご紹介します。

【靴の洗い方】

1)用意するものは、以下の4つです。

  • 柔らかい毛のブラシ(動物の毛がベストですが、古い歯ブラシもOK)
  • 中性洗剤
  • 靴が入るサイズの容器(バケツや洗面器、洗面台のシンクで洗ってもOK)
  • 「激落ちくん」のようなメラミンスポンジ(あれば)

2)洗う前に子供のスニーカーの砂やほこりを払います。その際に、中敷や靴紐も外します。

3)40℃くらいのぬるま湯をはった容器に中性洗剤(お湯1リットルに対して粉末洗剤小さじ1〜2程度)を溶かして、靴全体が浸るようにして15〜30分ほどつけます。ぬるま湯ではなく熱湯を使うと、変色の原因になるので注意して下さい。このようにブラシでこする前に、しっかりつけ置きをすることで、汚れが落ちやすくなります。

4)ブラシを使って、靴の汚れを落とします。こすりすぎると、生地が傷むので優しくこすりましょう。中敷や靴紐は、洗剤液をつけてもみ洗いをします。ソール部分の頑固な汚れには、メラミンスポンジを使うとよく落ちます。

5)洗い終わったら、ぬるま湯ですすぎます。洗剤が残ったまま乾燥させてしまうと黄ばみになることもあるので、しっかりすすいで下さい。

 

6)洗濯機で脱水すると、水じみができにくく、乾燥も早くなるのでおすすめです。靴の中にタオルを詰め込んだ状態で、脱水をすると縮みや型崩れを抑えることができますよ。

 

7)その後は、日陰で自然乾燥させて下さい。直射日光で乾かすと、黄ばみの原因になります。靴干し専用のハンガーに吊るすか、壁に立てかけて干しましょう。完全に乾燥させないとニオイの元になりますので、しっかり乾かしてから、再び履くようにしましょう。乾燥後、再び使用する前に防水スプレーをすると、きれいな状態が長く保てますよ。

上靴は、つけ置きをする際に、水に浮いてしまって困ることがあります。その場合は、上履きをジップロックの中でつけ置きする方法もあります。まずは砂やほこりは払い、ソールの部分の汚れなどをメラミンスポンジなどで落とした後、洗剤とお湯を入れたジップロックに入れましょう。泥汚れのひどい靴は難しいですが、汚れの少ない上靴ならば、ジップロックつけ置き洗いでも、十分きれいになることが多いでしょう。

 

そして、子供の靴にもよくあるレザースニーカーは、意外に簡単に洗えます。まずは中性洗剤を10倍に薄めて、それを柔らかいスポンジに含ませて磨く感覚で洗いましょう。その後、タオルで泡を拭き取れば完成。つけ置きは不要です。

 

いずれにせよ、「靴=なんでも洗える」という発想は危険です。靴も服も同じく、洗濯をする際は、素材を見極めが重要なのです。例えば、キャンバスやナイロン素材であれば、水洗い洗濯で失敗はあまりありませんが、革が使われているものは、クリーニング屋さんに相談する方が良いかもしれません。

素材に合った洗い方、そして無理なく長く続けられる方法を見つけて下さい。

 

靴の洗濯を楽にしてくれる、おすすめの洗剤

靴を洗う洗剤は、中性洗剤や石鹸などの日用品でも十分ですが、他にもおすすめの洗剤があります。

 

【おすすめ洗剤1】セスキ炭酸ソーダ

100円ショップなどでも買えるセスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の粉状物質です。タンパク質や皮脂分解をする作用に優れ、消臭効果も高いために、靴を洗うのにぴったり。水に溶けやすく、すすぎがしやすい点も助かります。

 

まず容器に2リットル程度の水をはって、大さじ1〜2程度のセスキ炭酸ソーダを溶かし入れた後、数時間つけ置きをして下さい。つけおきだけでも十分落ちますが、その後ブラシでこすると、よりきれいになります。ただセスキ炭酸ソーダは濃度が濃いと皮膚表面が荒れてしまう可能性があるため、洗濯の際はゴム手袋を忘れずに着用して下さい。

つけ置きよりも手軽にきれいにしたいのであれば、水500mlに小さじ1〜2程度のセスキ炭酸ソーダを溶かしたものを、スプレーボトルに詰めて常備しておくといいでしょう。靴の汚れにまんべんなくスプレーをして、その後、汚れた部分をブラシでこすると、水だけで洗うよりもきれいに汚れが落ちます。

 

ちなみに重曹も同じくアルカリ性で、靴洗いに適した洗剤です。ただセスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性の度合いが高いので汚れ落ちがしやすく、水に溶けやすいため、水洗いをする場合はセスキ炭酸ソーダが最適です。

 

【おすすめ洗剤2】エタノール

メラミンスポンジで落とせないソール部分の汚れは、エタノールを使うと良く落ちます。乾いた布に液を染み込ませて、拭き取るだけでOK。ただしレザースニーカーにエタノールを使うとコーティングがはがれる可能性があるので、ソール以外の部分には使わないようにしましょう。

また水とエタノールを混ぜ合わせた霧吹きは、下駄箱の殺菌や、靴の中の消毒などにも使えます。ただ靴に付着すると変色する可能性がありますので、靴の表面にはかからないように注意しながら作業して下さい。

 

【おすすめ洗剤3】酵素系漂白剤

黒ずんだ靴の白さを取り戻したいという場合は、「オキシクリーン」「ワイドハイター」などの酵素系漂白剤がおすすめです。つけ置き洗いだけでも、かなり汚れが落ちるでしょう。しかも色素は分解しないので、色物の靴も漂白にも安心です。

 

まず洗剤が溶けやすいぬるま湯を用意します。ぬるま湯を使って洗うと、細かい泡が発生して、洗浄力が高まり、汚れをしっかり落としてくれます。ただし沸騰したばかりの熱いお湯を使うと、酵素成分がすぐに分解されてしまうため、40〜50℃くらいの熱さがベストです。そして水1リットルに対して、酵素系漂白剤小さじ1〜2程度を溶かし、そのまま靴を30分〜数時間つけ置きすれば、すっきりした白さが戻ってくるはずです。

ちなみに同じ漂白剤ですが、「ハイター」「キッチンハイター」などの塩素系漂白剤は、素材にダメージを与える可能性があるので靴の洗濯には避けましょう。

 

【その他の便利な靴掃除グッズ】

つけ置き洗いも面倒だという人には、汚れにスプレーして拭き取るだけの上履き用の掃除スプレーが便利です。ブラシでこすり洗いする方法に、汚れ落ちの点では負けますが、日々の軽い汚れならば対処できます。子供でも楽しく上履きの洗濯できそうですね。

またお出かけ前に、ソールの汚れに気付いてしまった場合は、スニーカー用消しゴムが手軽です。ひとつ常備しておくと、重宝しますよ。

 

靴は、洗濯機でも洗える?

「靴も服のように、洗濯機で洗えたらいいのに」と考えたことはありませんか。実は、靴は洗濯機で洗うことができるのです。

ただ服と同じく、靴にも洗濯機で洗えるものと、洗えないものがあります。革靴やブーツは、洗濯機も靴も傷んでしまうのでNGですが、普段使いの布製のスニーカーや上履きは洗っても問題はありません。手洗いほどの汚れ落ちは期待できませんが、圧倒的な手軽さはやはり魅力的。もし自宅の洗濯機で洗うことに抵抗がある場合は、コインランドリーの靴専用の洗濯機を使ってみるのもいいですね。

【洗濯機で靴を洗う方法】

1)用意するものは、以下の3つです。

  • 古い歯ブラシ
  • 洗剤ネット(できれば靴専用)
  • 液体洗剤

靴専用の洗濯ネットは、ネットの内側に極細ブラシがついていて、ゴミをかき落としてくれるので、とても便利です。

 

2)歯ブラシを使って、靴底の小石などを取り除いて起きましょう。小石や砂がたまると、洗濯機の故障の原因になります。中敷や靴紐も外して下さい。

 

3)その後は、靴・中敷・靴紐を、できれば別々にネットに入れて洗濯機で洗うだけ。脱水や干し方も、手洗いの時と同じです。脱水は洗濯機で問題ありませんが、乾燥機は型くずれの原因になるのでやめましょう。

 

続けやすい靴のお手入れ方法をマスターしましょう

靴の汚れは長く放置すればするほど、その分落とすのも難しくなってしまいます。汚れやすい子供の靴は、汚れがしみつく前に洗うことが大切。特別汚れていない日はつけ置きだけにする、靴洗いに適した洗剤や便利グッズの助けを借りるなどして、日々の生活の中で、細く長く続けやすい自分なりの工夫を見つけて下さい。