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大切な制服、毎日の簡単お手入れで清潔感長持ち!

春に真新しい制服に袖を通した新入生たち、とても輝いていますね。制服は毎日着るものですから、その分、汚れる頻度も高いもの。制服の清潔感を長く保つためには、毎日帰宅後にお手入れをすることが大切です。 今回は、普段の日や衣替え前など、制服のさまざまなお手入れ方法についてご紹介しましょう。

 


帰宅後の制服お手入れは、簡単3ステップ


 

学校から帰って、制服が床やベッドの上に脱ぎっぱなしになっていませんか?

新生活がスタートしたら、まだ制服が美しいうちに、帰宅後のお手入れを日々の習慣にすることが大切です。

普段の日のお手入れは、以下の簡単3ステップで大丈夫。

ただシワが目立つ時、雨の日などは、さらに特別なお手入れを加えて下さい。

 

【簡単お手入れ3ステップ】

  • 肩の形が崩れないように、厚みのあるハンガーにかける。
  • スラックスやスカートは、挟めるタイプのハンガーで吊るす。
  • 布目に沿って、上から下へ軽く洋服ブラシをかける。

制服についた埃は放っておくと落ちにくくなるので、毎日帰宅後にブラッシングをするようにして下さい。

洋服ブラシをかけることにより、繊維の間に空気が含ませられ、洋服のハリを持続することができます。

 

また、静電気除去機能がある洋服ブラシは、ブラッシング後の埃の吸い付きを減らしてくれるので、とてもオススメです。

 

そして、ハンガーにかける際は型崩れ防止のために、ポケットの中のものを出してからかけましょう。

 

身だしなみを意識する、そしてものを大切にする心を育てるためにも、できれば子ども自身で制服のお手入れするのが理想。親はハンガーと洋服ブラシを用意して、子どもが無理なく取り組める環境作りをして下さい。

 

【シワが目立つ時のお手入れ】

  • ブラッシングをして埃を落とす。
  • シワが目立つ部分の上に、あて布を置く。
  • スチームアイロンをあてる。

制服にアイロンをあてる際は、あて布をしないとテカリの原因にもなります。必ず制服とアイロンの間に薄手にハンカチなどの布を挟んで下さい。こういった知識も、子どもが将来大人になった時に役立ちますね。

 

【雨の日のお手入れ】

  • 乾いたタオルで水気を拭き取ります。
  • ハンガーにかけた状態で、少し制服からはなして、ドライヤーの冷風をかけましょう。
  • 泥はねがあれば、完全に乾いてから洋服ブラシで落としましょう。洋服ブラシで落ちなければ、中性洗剤を薄く溶かしたぬるま湯にタオルをつけて堅く絞り、拭き取ります。

雨の日の後は、普段よりも丁寧に手入れをします。というのも、濡れたまま放っておくと、型崩れやカビの原因になってしまうからです。タオルで拭いても泥はねが落ちない場合は、洗濯をするか、クリーニングに出しましょう。

 


特に汚れた時や衣替え前は、洗濯機で洗いましょう


 

学校で汗をかいたり、汚してしまったりした時はもちろんですが、衣替えの前も必ず制服を洗濯しましょう。

家庭の洗濯機で制服が洗えるかどうかは、制服の内側のケアラベル(絵表示タグ)を確認すれば分かります。上下一緒に洗う場合は、必ずそれぞれのケアラベルを確認して下さい。

 

ちなみに2016年にケアラベルの表示が変更になりました。

桶のマークが描いてあれば、家庭で洗うことができます。

桶の水に手をつけているマークは「手洗いマーク」、桶にバツ印がついていればクリーニング専門店に相談する素材ですのでチェックしましょう。

 

そして制服を洗う際に他の洗濯物と一緒に洗うと、衣類に繊維が付着したり、色移りしたりしてしまうことがあります。制服を洗う際は、制服だけで洗う方が良いでしょう。

【制服の洗濯方法】

  1. ポケットは空っぽにして、ファスナーは閉めましょう。ファスナーを開けたまま洗濯機にかけると、衣類同士がからまりあって、ファスナーが壊れてしまうことがあります。学生服のカラーやボタンなど、外せるものは洗濯前に外します。
  2. 全体的にブラッシングをして埃を落とした後、大きめの洗濯ネットに折りたたんで入れます。しっかり洗うために、小さく折りたたみすぎないことがポイントです。
  3. 冬服がウール混素材である場合は、温度が高いと縮んでしまいますので、必ず30度以下の水で洗いましょう。お風呂の残り湯等を使う場合は、温度に注意して下さい。制服を洗う場合は、ご自宅の洗濯機の中でやさしく洗えるコースを選びましょう。
  4. 洗濯が終わっても、タンブラー乾燥は、絶対にしないで下さい。制服によく使われているポリエステル素材は熱に弱いため、乾燥機にかけると縮んだり、シワや毛玉ができたりします。
  5. 脱水後に放置しておくと、型崩れにつながります。脱水後はすぐに取り出して、軽く叩いて、風通しの良い日陰に釣り干しをして下さい。スラックスなどはピンチハンガーで、逆さ吊りにして干しましょう。スカートも筒状にして干すと早く乾きますよ。
  6. 衣替えの場合は、しっかり乾いた後、アイロンをかけてから収納下さい。しっかり乾燥させないまま収納すると、カビの原因になります。また濡れた制服にアイロンをかけると、水分が蒸発して実際の設定温度以上の高熱になってしまうことがあり、布地の縮みにつながります。必ず乾いてからアイロンがけをして下さい。


制服の大敵「黄ばみ」と「テカリ」はどうすればいい?


制服の見栄えを悪くするものに「黄ばみ」と「テカリ」があります。この2つには、それぞれ以下のように対応して下さい。

【黄ばみ】

白いシャツ・ブラウスは次第に衿や袖口、脇などに黄ばみが目立ってきます。これは皮脂の汚れが酸化・変色するためです。

たとえ洗濯をした後でも、脂が落ちきっていない場合は、時間が経って黄ばみが出てくることもあります。 黄ばませないコツは、汚れたらできるだけ早く洗濯して汚れを落とすこと。さらに家庭の水洗いで皮脂まで落としたい場合は、以下の方法を試して下さい。

  1. 台所用洗剤(濃縮)大さじ1+酵素系漂白剤(粉末)大さじ半分+水 大さじ2を、軽く泡立つくらいまで混ぜ合わせる。
  2. 黄ばんだ部分に歯ブラシなどで塗り込んで数分放置する。
  3. 通常に洗濯をする。

この方法を、数ヶ月に一度や、衣替え前にすれば、シャツの白さを保つことができるでしょう。またアイロンがけの際に衿や袖口にのりづけをしておけば、洗濯で汚れが落ちやすくなりますよ。

【テカリ】

制服のテカリは、生地の表面の毛が、摩擦や圧力で削れたりつぶれたりして平らになり、そこに光が反射することによってできるのです。しかもテカリは背中やおしりの部分に発生するので、意外と本人は気づいていないことが多いもの。ここは親が注意をしてあげる必要がありそうです。 テカリ対策には、平らになって閉まった生地の表面をほぐしてあげることが必要です。以下の4つの方法を試して下さい。

  • ブラッシングをする。

布目に沿って、軽くブラッシングをすると、生地の表面の毛が立ち上がり、テカリが改善します。ウールやポリエステルの生地に有効です。

  • スチームをあてる。

スチームアイロンを浮かして、たっぷりのスチームをかけると、生地の表面の毛が湿気を吸って立ち上がります。スチームの後、ブラッシングをするとより効果的。

  • おしゃれ着用洗剤を使って洗濯をする。

おしゃれ着用の洗剤を使って洗濯をすれば、平らになった生地をふんわりと起毛させることができます。

  • メランン樹脂スポンジで擦る。

何度か同じ方向に擦った後、逆方向に擦り、最後にブラッシングをするとテカリが改善します。ただやりすぎると繊維の表面を傷つけてしまいますので、注意して下さい。

制服は、日々のお手入れで格段に差が出ます

3年程度、平日はほぼ毎日着続ける制服。「制服は、衣替えの時にクリーニングに出すだけでいいのでは?」と考える人も多いようですが、日々、少しの手入れをするだけで、制服のもちは格段に違うものです。

制服がヨレヨレの状態では、新しく出会った友達の第一印象にも影響する可能性があります。子どもたちが毎日気持ちよく学校生活を送れるよう、制服のお手入れ方法が習慣にできるよう、親はしっかりサポートしてあげて下さい。