卒入学式だけでなく、運動会や音楽会、遠足、授業参観など、小学生は年間行事が盛りだくさん。外遊び系やきちんと系など、行事によって子供やお母さんの準備も異なります。
今回は、小学校の主な年間行事のスケジュールに合わせた服装やおすすめのグッズなどを、先輩ママたちの意見を交えながら紹介していきます。
イベント満載! 1学期目(4~8月)の学校行事
入学式(親子)
上品で華やかな服装を心がけましょう。お母さんはセットアップやスーツがおすすめですが、主役の子供がかすむような華やかすぎる服装はNGです。足元はヌードカラーのストッキングと3~5cmのシンプルなローヒールが定番です。
子供の服装は、フォーマルで華やかなワンピースやスーツが人気。女の子はおしゃれなエナメル靴や髪飾り、男の子は半ズボンに蝶ネクタイ姿の子供も多く、小学1年生ならではのかわいいおしゃれが楽しめます。
先輩ママの声
「入学式はランドセルか教科書を持ってかれる鞄が必須です。入学式当日にお道具箱などに名前を書く作業をすることもあるので、お名前ペンも忘れずに」
「保護者の上履きが必要でした。スリッパに履き替えた際に、外靴を入れておく靴袋を持ってきていない人が多く、式の当日に、慌てているご夫婦がたくさんいました」
身体測定(子供のみ)
学期の始まりには全学年で体重や身長、視力や歯などの一連の身体測定が行われます。
大人数が決まった時間内で検診を受けるため、さっと着替えられる服装を選びましょう。着脱しやすい服なのに、もじもじと着替えに手間取っている子どもは、ヨレヨレの下着や、子供っぽすぎるキャラクターものの下着など、友達に見られたくない下着をつけてきてしまったケースが多いようです。
特に高学年の女子は、ブラジャーやパッド付キャミソールなど、胸の成長に合わせた下着に切り変えるデリケートな年頃なので、気を付けてあげましょう。
先輩ママの声
「新学期だからと、大好きだったキャラクターものの下着を新品で用意したのに、小5の娘は『もう恥ずかしくて着られない』と。買う前にきちんと聞けばよかったです…」
春の遠足(子供のみ)
動物園や植物園などの屋外施設を訪れる遠足と、社会見学や施設見学をする屋内の遠足があります。それぞれ遠足の行き先やアクティビティの内容に合った服装を用意するといいでしょう。
乗り物酔いをしやすい場合はエチケット袋や酔い止め薬も必須です。
また、遠足だからと張り切っておしゃれ靴を履いていく、靴ずれで楽しさが半減してしまったということになりかねません。屋内外を問わず歩きやすい靴で参加しましょう。
郊外でのイベントは、帽子や雨具のほか、リュック、お弁当、水筒など、用意するものが多いため、学校からもらったお知らせのプリントを子供と一緒に確認しながら、忘れ物がないように準備しましょう。
先輩ママの声
「自然公園への遠足の際、暑さや日焼け対策ばかりに気を取られ、虫対策をすっかり忘れていました。子供が半ズボンをはいていたため、足を無数に刺されてしまい、長ズボンにすればよかったと後悔しました」
運動会(親子)
運動会は学校によって、春または秋のどちらかに行われます。
当日はみな同じ体操服で参加するため、体操服が小さくなっていたり、黒ずんでいたりすると、思った以上に目立ってしまいます。体操服や赤白帽子の状態はあらかじめチェックしておきましょう。
また、汗かきの子供には、体操服の下の下着は吸水性が高く、速乾力のある気持ちのよい素材のものを選んであげましょう。保護者の服装も、動きやすくカジュアルな服装が良いでしょう。
長時間、屋外にいることになるので、帽子や日焼け止めや汗拭きタオルなども忘れずに。
先輩ママの声
「私の前列に日傘をさしたママがいて、傘が邪魔で後列の人は子どもの様子があまり見えませんでした。たくさん人が集まる運動会では帽子にしてほしいです」
「帽子のゴムが伸びているのを運動会で見てびっくり。あわてて新しい帽子を購入しました」
プール(子供のみ)
6月中旬ごろから各学校でプール開きが始まります。
ここ数年はコロナ感染予防対策でプールの授業を中止していた学校が多かったため、今、手元にあるスクール用水着は、もうサイズアウトしている可能性が大。子供のサイズに合った水着に買い替えましょう。
スイミングキャップやゴーグル、ビーチサンダルなども、劣化やサイズアウトがないか早めに確認を。
先輩ママの声
「水着を買い替えるたびに子供の成長を感じます。高価な水着を大き目のサイズで購入して、数年使う人もいますが、うちは安価な水着を毎年買いかえています。体にぴったりですし、その方が本人も心地よいようです」
秋は大型の文化イベントが。2学期目(9~12月)の学校行事
運動会(親子)
春に運動会がない場合は、10月頃に秋の運動会が開催されます。服装や持ち物は春の運動会の項目をご覧ください。
音楽会(親子)
女の子はワンピース、キレイ目のブラウスとスカートなど。男の子もカッターシャツにチノパンなど、普段よりすこしだけおしゃれをしてくる子が多いのが音楽会です。
しかし、意外に足元のおしゃれはおろそかになりがちです。汚れた上履きはよく目につきますので、音楽会前にきれいに洗ったり、新しいものを用意したりしておきましょう。
保護者の服装は学校などによりまちまちですが、一般的にはフォーマルすぎずカジュアルすぎずの服装がよいでしょう。少しだけよそ行きの格好を目安にしておきましょう。
また、音楽会が行われる体育館は冷暖房の設備がないところもあるので、その日の気温や天候に合わせて、タイツや靴下、下着などで暑さ・寒さを上手にコントロールしてください。
先輩ママの声
「感染対策もあり、体育館の扉や窓が開けっぱなしで音楽会が行われました。風が強い日だったためとても寒くて。来年はひざ掛けを持っていきます」
秋の遠足(子供のみ)
遠足は春と秋の2回実施する学校が多いようです。屋外への遠足が多い春に対し、秋は工場見学や会社見学など、屋内施設へ行く傾向に。服装や持ち物は春の遠足の項目をご覧ください。
学年の締めくくり。 3学期目(1~3月)の学校行事
卒業式(親子)
3月の大イベントといえば、やはり卒業式です。卒業シーズンが近くなると、ショッピングセンターやインターネットなどで、卒業式用の洋服がたくさん販売され始めます。
「ネットで買えばすぐだから」と油断していると、売り切れが続出してほしい商品が手に入らない場合があるので、早めに手配しておきましょう。
入学式同様、保護者もフォーマルに装いますが、卒業式ではやや華やかさを押さえます。落ち着いたスーツやワンピースを選び、コサージュを添える程度が良いでしょう。
また、3月の講堂はかなり底冷えします。とはいえ、せっかくフォーマルで決めているのだから着膨れは避けたいところです。子供も大人も下着や靴下で賢く防寒対策をするのがおすすめです。
先輩の声
「式当日が雨だったこともあり、かなり冷え込みました。私は少し厚手のストッキングとカイロをもって参加し、子供にもヒート系下着と厚めのソックスを履かせました」
学校行事はまだまだある! 定番のイベント、ユニークイベント
始業式・終業式(子供のみ)
学期の初めと終わりに必ずある定番イベント。ほとんどの子供は普段着で登校します。
始業式ではテキストやノートを配られたり、終業式ではピアニカやお道具箱など学校の荷物を持って帰ることが多いため、大き目の手提げやカバンを子供に持たせましょう。
参観・懇談(親子)
普段着の子供がほとんどですが、いつもよりほんの少しだけおしゃれな服装や髪形をしている子も。
参観に訪れる保護者の服装は、普段着で来る人が多い学校、紺のスーツやワンピースなどよそ行きの服装で来る人が多い学校など、学校によりかなり差があります。事前に、参観の様子を同じ学校の先輩ママから聞いておくとよいでしょう。
勉強会/講演会(親のみ)
保護者向けに学校やPTAが、子育てや教育にまつわる勉強会や講演会を企画することがあります。参加は任意のことが多く、服装も普段着が大半です。
二分の一成人式(親子)
20歳の半分の10歳を祝うイベントです。保護者を招いて盛大に行う学校もあれば、生徒たちだけ祝う学校も。今後、成人年齢の変更に合わせてが、イベントの概要が変更になる可能性があります。
かるた大会(子供のみ)
年始にかるた大会やお餅つき大会など、お正月らしいイベントを開催する学校もあります。学校からの指示にしたがい、それぞれイベント内容に合った服装で参加しましょう。
準備を万全に整えて大切な子供の思い出と学びをサポートしよう
小学校の学校行事は家庭では見られない子どもの姿を垣間見ることができる絶好のチャンスです。
コロナ対策で例年とは開催方法が異なる場合も多いので、「いつものことだから」と高をくくらず、学校からもらうお便りをしっかりと確認を。
忘れ物や買い忘れがあると、子供も大人も一気にテンションが下がりますので、大切な子供の思い出のためにも、早めに準備を整えて、子供の学校ライフをサポートしましょう。