中高生女子の必須下着と言えば、スポーツブラ! 痛みを感じやすい成長期の胸を優しくサポートしつつ、アクティブな動きを制限しません。
今回は女の子のからだの成長をしっかり解説。そして、中高生の心とからだにやさしく寄り添うスポーツブラの嬉しい機能をご紹介します。
新学期はスポーツブラデビューにぴったり!
女の子のからだは、小学生高学年頃から少しずつ成長を始めます。バストトップが膨らみ始め、段階的に大人の胸に近づいていくのです。
ただ、成長期は大人の胸と比べて固さがあるため、体育や部活動などで激しい運動をすると痛みを感じる不快な時でもあります。まだ大人になりきれていない胸には、柔らかいカップや伸びの良いワイヤーなどを使った成長期専用のスポーツブラで、優しく保護してあげることが大切です。
女の子がブラをつけ始める時期は小学校高学年から高校生と幅がありますが、一番多いのは実は中学1年生なんです!
中学に進学すると行動範囲が広くなったり、放課後の部活動も始まったりと、少し大人になった気分に。また、同年代の男子生徒の目も気になる年頃です。そんな時期だからこそ、ブラデビューが多いのも当然かもしれません。
春は進学や進級があり、環境が変わる季節。春の新生活をきっかけに、お子さんのスポーツブラデビューを考えてみませんか?
なぜ成長期の女の子にはスポーツブラが最適なの?
中高生女子に、なぜスポーツブラがおすすめなのでしょうか。
まず理解しておくべきことは「大人のブラとは用途が違う」ということです。
大人の胸は柔らかいために寄せて上げるといった成形が目的ですが、成長期の胸は大人と比べて固いので胸の保護が主な目的となっています。
では成長段階における最適のブラを整理してみましょう。
【ステップ1】初潮の1年ほど前から、バストトップが膨らみ始めます。胸の先端がチクチクする時期なので、適切なブラで衣服とこすれるのを防ぎましょう。
【ステップ2】初潮が始まる前後、胸のふくらみが横に広がり始めます。この頃の胸は揺れると痛みを感じるので、運動やその他の活動時に思い切り動くためにも、胸を包んで支えてくれるブラが最適です。
【ステップ3】大人の胸になるのは、初潮から3年後と言われています。大人のバストになる手前が最も胸が固い時期なので、ワイヤーが柔らかくカップの伸びがよいブラを使いましょう。
ジュニアブラの役割は、成長期のバストを守るほかにも、服の上から目立たなくするという目的があります。周囲への配慮や防犯にもつながりますから、子供のバストトップが目につき始めたら、母親がきちんとブラデビューを考えてあげましょう。とはいえ、いきなりシャツから本格的なブラジャーに移行すると戸惑う子供もいるので、カジュアルでラインナップが豊富なスポーツブラから始めるのがおすすめです。
まず始めやすいのは、胸が二重になっているキャミソールやタンクトップタイプ。薄手のパッドタイプは、自然なふくらみで、バストトップを優しくガードしてくれます。その後は胸の成長と好みに合わせて、パッドからカップへ、キャミソールからハーフトップへ、段階的に変えていくと良いでしょう。
また肩紐がずれないことは、スポーツ好きの女の子には必須条件。背中の肩甲骨に沿ってフィットするYバック仕様、もしくはアジャスターで肩紐の長さが調節可能なタイプが便利です。
胸の下の部分のアンダーゴムがないタイプはシャツと変わらない着心地なので、ブラデビューへの抵抗感が少なくて済みますし、アンダーゴムがあるタイプは、サイズアップした胸をしっかりとサポートしてくれます。
そして中高生は汗をたくさんかく時期なので、夏は通気性のいいメッシュ素材が手放せません。スポーツブラには生菌防臭加工や、肌のうるおいを保持してくれるセム加工が施されているものもあるので、汗かきな行動派の女の子も安心です! このようにスポーツブラには、中高生に必要な機能がたくさんあるのです。
「スポーツブラはちょっと格好悪い」と思っているなら、それはもう昔の話。最近はスタイリッシュなデザインが多く、ショーツとのセット販売もあるので、中高生の女の子のオシャレ心もちゃんと満たしてくれますよ。さらには、洗濯してもずれる心配のない内蔵型カップや、襟周りがヨレにくいパイピング加工など、お母さんたちにも嬉しい工夫もいっぱいです。
思春期こそ、胸と心のケアを大切に考える時です
成長期、からだの変化に戸惑いを感じない子供はいません。胸を気にして生活に支障が出ることがないよう、「からだが変化するのは、成長する上で自然なことなのよ」と、母親がリードして教えてあげる必要があります。
最初は気恥ずかしい面もありますが、母娘一緒にブラを選ぶことにより、子供は自分の変化を受け入れられるようになります。自分で下着を選べないお子さんのために適切なブラを選び、女性の先輩である母親が優しく子供の胸と心のケアをしてあげましょう。