春になってもまだまだ続く肌寒い朝は、足元をタイツでしっかりカバーして子供を外に送り出したいものです。足先から忍び込む「冷え」が溜まると、さまざまな体調不良を招きかねません。
男の子も女の子も、春ファッションにキッズタイツなどの防寒アイテムを忘れずに取り入れましょう!
お子さんは大丈夫? 低体温のこどもが増加中?
「子どもは風の子」といわれるのは、子供の体温が37度台と高く、大人と比べて寒さに強いとされていたから。一昔前は、冬でも半ズボンをはいて元気に遊びまわる子供があちらこちらにたくさんいました。
しかし最近は風の子どころか、平熱が36度未満の寒がりで冷え性の子供が増えています。成長期の真っ最中にあるジュニア時代は、本来、基礎代謝が高く低体温にはなりにくいはず。なのになぜ多くの子供のからだが冷えているのでしょうか?
子供の冷えの原因の多くを占めるのは、車移動や室内あそびの増加による運動不足、夜更かしからくる睡眠不足や生活リズムの乱れ、欠食やバランスの悪い食生活など、日々の生活そのものにあるようです。
さて、あなたのお子さんの体温は何度ですか?
こんなにある!冷えがもたらすこどもへの弊害
子供のからだ体が冷えていると、一体どうなるのでしょうか?
体温が1度下がると免疫力は30%低下するといわれています。免疫力とはいわば病気にかからないようにふんばる力。この力が下がると、熱が出やすく風邪もひきやすい状態になり、時には、喘息やアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、花粉症など、簡単には治らない病気にまで発展することもあります。
低体温によるトラブルは病気だけではありません。一定のリズムで上がったり下がったりする体温リズムが乱れてしまうため、朝起きても脳は眠ったままのような状態に。脳がスッキリしないと、からだがだるい、無気力でやる気が出ないということになりがちです。学校での勉強も頭に入ってこなかったり、問題を解く根気が出てこなかったり、人の話をしっかりと聞くことができなかったりなどなど、学習態度にまで影を落とすことさえあります。
子供が元気に成長し、学校生活を楽しむためには、親子で睡眠、食事、運動、服装に気をつけて、一刻も早く脱・低体温することが大切。生活リズムを整えると自律神経の働きが高まり、体温調節できるようになってきます。ただ、少しずつ進んだ低体温は、少しずつしかよくなりません。まずは今すぐ取り組める足元の冷え対策としてタイツやスパッツの利用を検討してみましょう。
あなどれない春先の冷え、足元はタイツでしっかり防寒を
春の陽気はポカポカ温かいけれど、油断は禁物。子供たちも寒い体育館で長時間座って過ごす機会が多い学校のイベントや行事をはじめ、子供が冷えに襲われる機会は結構多いものです。冷え性を悪化させないためにも足元の冷えは何としても食い止めたいところ。もう春だからと暢気に構えずに、足元の防寒対策に気を配りましょう。
実は、足は人間のからだの中で特に冷えやすい部分です。血液を送り出す心臓から遠くはなれている上、足先から心臓へ血液が戻るには重力に逆らわなければならず、どうしても血流が悪くなりやすのです。「冷えは足先から起こる」といわれるのも納得です。
低体温のこどもは「冷え」の影響も大きくなりがちのため、タイツやスパッツで足元の冷えをしっかりと防ぎましょう。キッズタイツやスパッツといえば、女の子のものと思いがちですが、男の子の足元にも等しく冷えは忍び寄ってきます。タイツやスパッツは男子用もバラエティ豊かにそろっていますので、足元の冷えをシャットダウンして、不調の元を遠ざけましょう。
春先のファッションはキッズタイツでキマリ
「朝起きるのが辛い」「すぐに風邪をひいてしまう」…。そんな子供は、からだが冷えているのかもしれません。塾などのお稽古事で長時間座ることが多かったり、家族と食べる夕食の時間が遅く夜更かししがちだったり、はたまた朝ご飯を食べない日が多かったり、日常生活が乱れがちなら要注意です。
生活を見直すとともに、冷えやすい足元をしっかり寒さから守り、脱冷え性・脱低体温を目指しましょう。春らしいファッションに合わせたスパッツやタイツで、男の子も女の子もあったかカッコいい足元を楽しんでみては?