家でジッとしているなんてつまらない!と、子供たちはどの季節も公園遊びやスポーツなどアウトドア活動に大忙し。「頭から水をかぶったの?」と思うぐらい、汗びっしょりの時もありますよね。一方で、同じように遊びまわっていても汗ひとつかかず涼しい顔で遊んでいる子も…。いったいこの差は何なのでしょう?
今回は、幼少期に確定するという「汗かき体質」をクローズアップ! 汗対策におすすめの下着や防臭が期待できる食べ物など、汗にまつわるお役立ち情報をご紹介します。大人より多汗な子供はもちろん、大人の汗かきさんも必見です!
汗かきの原因は幼少期に!意外と知られていない汗のお話
メイクが崩れたり、ヘアスタイルがペタンコになったり、春~夏は汗対策が必要な時期。ふと、外で遊びまわる子供を見てみると、大量の汗で髪も洋服もびしょ濡れ!「このままじゃ風邪をひいちゃう」と心配になるぐらい、子供は汗っかきです。
子どもが多汗なのは太陽の下で人一倍暴れまわっているからだと思っていませんか?もちろん、運動量も大きな要素ですが、汗っかきの一番の原因は汗腺の数の多さにあったのです!
全身に200~500万個あるという汗腺。そのうち汗を噴き出す能動汗腺は日本人で230万個前後だといわれています。他のお国はというと、クールな気候のロシアでは180万個、赤道に近い東南アジアの国では280万個など、暮らしている場所の気候で汗腺数が異なります。
「じゃあ、同じ日本人なら汗の数は一緒でしょ?」と思いきや、同じ国でも幼少期に過ごす地域や環境によって数がかなり異なる様子。年中熱いところで過ごした人は汗腺が多く、汗による体温調節がそれほど必要ない地域で過ごした人は少ない傾向に。また、熱い地域でも常にエアコンの効いた部屋で過ごすなど、生活環境によっては汗腺が少なめになるそうです。汗の元となるこの汗腺ですが、なんと3歳頃には数が決定してしまうのだとか!
能動汗腺は全身に点在していますが、特に密集しているのは額や掌、足の裏など。なるほど、額に汗が噴き出すのも、手に汗を握るのも、靴の中がすぐに臭くなってしまうのも納得ですね。また、汗腺の数自体は大人になっても増えることがないため、必然的に身体の小さな子供のほうが汗腺の密度が高まり、大人よりも汗っかきになるようです。
汗は大事な代謝機能。うまくコントロールして快適に過ごそう
汗かき体質の奥の深さに、がっくり肩を落とすなかれ。汗はカラダの体温調節を行うコンディショニング効果、老廃物を除去するデトックス効果など、健康と美容を維持する代謝促進に一役買っています。汗をむやみに抑えると体温調節が滞って熱中症になりやすくなるなど、思わぬ影響が出ることもあるので、一概に汗を邪魔者扱いするのは考え物です。
そうはいっても、汗を放置して風邪をひいたり、あせもができたり、汗臭かったり、などなど、そうそう歓迎ばかりもしていられませんよね。そんな時は、素肌に直接触れる下着を見直して、インナーで汗対策をしてみましょう。
汗っかきなお子様に!吸汗速乾でお肌にも優しい綿100%インナー
保育園~幼稚園~小学生向け。
どのアイテムもサイズは100cmから160cmまで揃えているので、
成長に合わせてサイズアップしていくことが出来ます。
汗かき子供や汗かきパパ、そして汗かきママにもおすすめなのが、吸汗・速乾効果のあるインナー。一般的に速乾効果のある素材はポリエステルなどの化学繊維ですが、「肌触りがイマイチ!」という声も少なくありませんでした。しかし、最近の速乾素材は触感抜群の綿素材を混入したり、繊維の編み方に工夫を凝らしたりなど、着心地にこだわった優れモノが続々登場しています。さらには汗のイヤな臭いを抑える防臭効果や防菌・制菌効果も備わり、汗対策はまさに万全! 半袖シャツやランニングはもちろんのこと、女子用には吸汗ブラやタンクトップなど、ラインナップも豊富にそろっていますから、汗かきファミリーはぜひ家族全員で吸汗・防臭下着を試してみてくださいね!
下着でバッチリ対策してもまだ臭いが気になる多感な女子には、食べ物に注意してカラダの中から体臭を抑制するのもおすすめ。食物繊維を多く含むワカメやめかぶなどの海藻類、ヨーグルトなどの乳酸菌は、腸内環境を整えて汗の臭いを抑える効果があるといわれています。腸内環境が良くなると臭い対策だけでなく健康や美容にも効果が期待でき、まさに一石二鳥です。
まとめ
汗かきは幼少期に決定された個人の体質と知って、驚かれた方も多いのでは? 「子供が汗かきなのは人一倍暴れているから」、「パパが汗かきなのは皮下脂肪のせい」とばかりは言えないようですね。
汗腺の量が人より多い汗かきさんは、吸水&防臭に優れたインナーでぜひ汗対策を。また、ニオイ予防ができる食事対策をプラスすると、春・夏の汗シーズンがびっくりするぐらい快適に過ごせますよ。