すくすくスクログ

運営会社情報運営会社 ショップショップ
モバイルメニューを開く
中学生 小学生 836 views

味噌汁で強い体をつくる!体力や学力に差がつく朝ごはん

「宿題を始めても集中力が続かない」「学校から帰るとすぐに疲れて横になる」といった子どもの悩みはありませんか? これらは、毎日食べる朝ごはんが影響しているのかもしれません。最近では、朝ごはんでよく食べられるお味噌汁が見直されています。今回は、子どもの朝ごはんにおすすめするお味噌汁についてご紹介します。

 

運動や勉強ができる子どもはみんなに好かれる

「うちの子どもみんなと仲良くできているのかな?」とふと心配になることは、誰もがあるはずです。自分が子どもだった頃とは、ずいぶん学校教育が変わりましたが、勉強や運動ができる子どもが学校で注目され、人気者になる傾向は今も昔も変わりません。

 

子どもが自分の実力を思う存分発揮しながら、元気で楽しく学校で過ごすためには、しっかり朝ごはんを食べて一日のエネルギーを体に蓄えておくことが大切です。

 

文部科学省のデータによると、中学生で毎日朝食を食べていない子どもは、食べている子どもに比べて学力調査の平均正答率が20%低いと報告されています。このように朝ごはんの重要性はデータにもあらわれています。

 

また、朝ごはんには、一日のパフォーマンスを高めてくれる栄養価の高い食事が理想的です。「どんなものを食べさせたらいいのかわからない」という人には、簡単にたっぷりと栄養がとれるお味噌汁がおすすめです。 薬膳の考えでは、味噌は体の余分な熱を冷まして、イライラを解消したり、集中力を保つ作用があります。また、お味噌に含まれているイソフラボン、ビタミンE、カルシウムは子どもの成長に必要な骨を丈夫にする作用もあります。

味噌汁は子どもが元気に過ごすために必要な栄養素が豊富

子どもの朝ごはんにおすすめのお味噌汁。一緒に野菜やきのこ類などをいれると、子どもの体に必要な栄養素を簡単にとることができます。お味噌汁を食べるメリットを次にあげていきましょう。

 

・塩分と水分が適度に摂れ、熱中症などを防止する

子どもが運動するときに気になるのは体調管理。特に夏は暑い日が続くため、汗や塩分をたくさん消費します。子どもが遊びや運動に夢中になって、水分や塩分を摂取することを忘れてしまい、熱中症で倒れてしまったという話もよく聞かれます。お味噌汁は汗の中に含まれているナトリウム・カリウム・マグネシウムを補給できます。 もちろん、朝の味噌汁だけでは塩分と水分が十分であるとはいえません。昼の間も水分や塩分を適度にとることが大切です。ほっと温まる冬の味噌汁もさることながら、汗のかきやすい夏にも、味噌汁は必須の食べ物です。

・腸内環境がよくなり免疫力があがる

発酵食品には腸内環境をととのえる作用があります。「腸は第二の脳」といわれており、脳からの指示がなくても独自で働くことができる臓器です。そのため、腸内環境がよくなると、自律神経が乱れにくくなるため、夜ぐっすり眠れるようになる、精神的に安定するなど、体全体の調子がよくなります。

また、お味噌汁は香りがよく旨味があるため、食欲のない朝でも、お味噌汁の香りと温かい食べ物を摂ることで、体を目覚めさせることができます。 また、発酵食品には免疫力を高める作用があります。免疫細胞の70%が腸に集まっているため、善玉菌の多いお味噌汁を毎日食べると免疫力が上がり、病気にかかりにくい強い体をつくることができます。寒い季節、暑い季節にも対応できる体づくりに役立つ食べ物といえるでしょう。

 

・野菜やキノコを入れることでビタミンやミネラルも摂れる

お味噌汁に大根やほうれん草などの野菜、しいたけ、しめじなどのキノコ類をいれると子どもの体に必要な栄養分を一緒にとることができます。

大根は胃腸の調子をととのえる作用があり、ほうれん草は鉄分が豊富で貧血の改善にも効果が期待できます。しいたけはエネルギーを補給する作用があり、食欲がないときでも栄養不足をおぎないます。

 

お味噌汁にいれる食材は、その季節にあった旬の野菜を一緒にとることがおすすめ。薬膳では旬の食べ物は、その季節に起こりやすい身体の不調を改善させる働きがあると考えています。疲労回復を促すには、豚肉を入れるのもおすすめです。豚肉は風邪をひいたあとに体力を回復させたいときにも摂ってほしい食材です。

 

・旬の食材をとりいれて体の調子を整える

味噌汁に入れる食材は、季節に合わせた食材をいれるとさらに強い体をつくることができます。寒い日は体を温める、かぼちゃ・かぶ・人参・しょうが・ねぎを、暑い日は体の熱を冷ます、大根・白菜・キャベツ・豆腐・なすを入れましょう。 薬膳では、その季節にあった養生をしないと次の季節に不調を起こすと考えます。例えば、夏に冷たいものを食べすぎてしまうと秋や冬は体調が悪くなります。毎年涼しくなると元気がなくなるのは、夏の食事内容が影響しているのかもしれません。季節に合わせた食材をお味噌汁にいれて体の調子をととのえていきましょう。

 

・忙しい朝でも簡単に作れる

毎日、お味噌汁を作るのが面倒だと思う人は、味噌玉を作っておきましょう。味噌玉の作り方は、味噌に鰹節、乾燥わかめ、ごまなど、好きな具材をいれてラップで丸めて冷凍するだけ。朝ごはんを食べるときは、お湯をかけるだけで出来上がります。

 

食欲がない朝は豆乳や牛乳をいれてミキサーにかけるとポタージュにすることもできます。これなら、子どもでも簡単に自分でお味噌汁を作ることができます。 味噌玉を作る時間がないときは、市販のインスタント味噌汁でも大丈夫。生の野菜や味噌で作ったものには劣りますが、味や色合い栄養価の損失は少ないといわれています。お湯さえあればどこでも食べられるのはうれしいですね。

 

・飽きがこない

お味噌汁に入れる具は体調に合わせて選ぶこともできます。例えば、今日はマラソンをするからうどんを入れる。今日は暑いから体の熱をさますトマトやナスを入れる。昨日は食べ過ぎたからわかめと豆腐で軽めにするというように、その日の気分に合わせて具材を入れることができるので毎日食べても飽きがきません。 味の変わったお味噌汁が食べたいと思った日は、カレー粉を入れてカレー味噌汁に、酒粕をいれて酒粕入り味噌汁に変えて食べることもできます。チーズやヨーグルト、バターを入れると洋風のお味噌汁を楽しめます。

 

・体質に合わせて具材を選ぶと元気になれる

薬膳では、顔色・皮膚のツヤ、姿勢、声の大きさ、体臭などでその人の体質を判断します。

 

例えば、薬膳の診断で体に水のたまりやすい体質の人は、大豆が向いています。大豆は体の余分な水分を外に出す働きがあるため、雨の日になると体がだるい、下痢を起こしやすい、汗がべたべたする人に向いています。

 

米は体のエネルギーを補う働きがあるため、食欲がない、疲れている、胃もたれがする、舌の苔が厚い人に向いています。このように、お味噌汁に入れる具は、その日の朝の体調に合わせて選ぶことができるため、前向きに勉強や運動に取り組めるようになります。

 

美味しい朝の味噌汁で子どもの学校生活を応援しよう

子どもが毎日学校で勉強し、友だちと仲良くすごすためには、健康でなければいけません。そのためには、一日の体力をおぎなう朝ごはんはとても大切です。朝ごはんをしっかり食べると体調がよくなるため、今まで運動に興味がなかった子どもは積極的に参加したくなるでしょう。 また、気持ちに余裕ができると、友達から注目されることも増え、これまで身だしなみや服装に無頓着だった子どもも、新しい体操服や靴が欲しくなるようです。子どもの楽しい学校生活をサポートするためにも、食事はもちろん、服装も見直してみましょう。